49歳からのセミリタイア生活

49歳で早期退職しました。東京・高円寺の街あるき、時事ニュース、趣味のことなどをつづります。1日おきに更新。

早期退職を決断した最大の理由

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23年間勤めた会社を早期退職する際には、いろんな人から聞かれました。
「どうして?」と。
理由は一つではありません。
言えることもあれば言えないこともあります。
相手によっても答えは違ってきます。
これからも会社に残って頑張っていく同僚に対して、会社への不満を言うわけにはいきませんよね。
ましてや「会社に将来性がないから辞める」なんて言えません。

オフィシャルな理由の一つとしては、「親の介護」があります。
実際、介護は現実的な問題になりつつあり、そろそろ真剣に考えなければならない時期になっていました。
ちょうどそのタイミングで希望退職の募集があったのです。
誰に聞かれても、たいていの場合、この理由を挙げておけば問題はありません。

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あとは仕事に対して情熱が薄れてきたこともあります。
現場から離れて管理職になると、途端に雑務が増えます。
これまで感じてきたワクワク感がなくなり、責任だけが重くなるのです。
斜陽業界にいたので、会社の将来が見えないこともモチベーションの低下につながりました。
予算も人員もドンドン削られていき、面白い仕事をするのが難しくなってきていました。
若い人が入らなくなって、年配の社員が増えていきます。
自分よりも年上の部下にいかに働いてもらうかに神経を使う日々が続くと、ストレスだけが溜まっていきます。
業績悪化に伴って給料も減らされるのがわかっていました。
この先、何年か勤めた後に希望退職に応じたとしても、条件は間違いなく悪くなっているでしょう。

前向きな理由としては、「仕事をやり切った」という思いもありました。
これから続けたとしても、自分がそれまでにやってきた以上のことができるかどうかは疑問でした。
まだ気力と体力があるうちに新しい一歩を踏み出したいという気持ちが湧いていたのです。

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いろんな理由がありますが、最も大きかったのは健康です。
23年間の不規則でストレスフルな生活は、確実に健康を蝕んでいました。
健康診断でも年々いろんな数値が悪化していました。
薬も医者から「これ以上は出したくない」と言われる量を処方されていました。
40歳を過ぎると、健康を害して倒れる人が周りにも出てきます。
ぼくは切実に思ったのです。
「このまま仕事を続けると、本当に死んでしまったとしてもおかしくない」

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まだ新型コロナが広がる前だったので、テレワークなどほとんどなかったころです。
ようやく働き方改革の呼び声が始まっていたとは言え、日によっては深夜まで会社に残らないといけない業務に当たっていました。
いまの仕事に、自分の健康を犠牲にするほどの価値はあるのか。
そう考えると馬鹿らしくなったのです。
23年間も勤めると、会社という組織がどんなものかわかります。
健康を損なおうが、倒れようが、会社があなたの人生の責任を取ってくれることはありません。
すべては自己責任なのです。
自分の身は自分で守るしかないのです。
そして、代わりはいくらでもいます。
あなたがいなくなっても、会社は間違いなく回っていきます。

セミリタイアして8ヶ月がたちました。
健康を取り戻すのは、そう簡単ではありません。
でも、今は時間があります。
ゆっくり時間をかけて、まずは元気な身体をつくり上げようと考えています。
健康さえあれば、あとの問題はなんとかなるものなので。
その後のことは、そのとき考えればいいさ。