49歳からのセミリタイア生活

49歳で早期退職しました。東京・高円寺の街あるき、時事ニュース、趣味のことなどをつづります。1日おきに更新。

人事異動で悲喜こもごも・・・

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いまさらですが、半沢直樹おもしろかったですね。
サラリーマンの皆さんは身につまされる場面も多かったでしょう。
ドラマの設定が、典型的な「ニッポンのカイシャ」そのものでしたからね。
一番生々しいのが、人事権を振りかざした「脅し」です。
「お前を地方の営業所に飛ばしてやる」
「逆らうと出向だぞ」
などなど。
部下を動かすエサにも使っていますよね。
「情報を渡したら常務に推薦してやろう」みたいに。

組織や部署の上に立つ者がもつ最大の武器が人事権です。
どんなに能力がなかろうが、人望に乏しかろうが、人事権を握っている上司はパワーを持っています。
それは、一人の人生を大きく変えるだけの力です。
今の新しい総理大臣もあけすけに言ってますよね。
「反対する奴は飛ばす」って。
そうやって人事を掌握して日本の頂点までのし上がっていったのでしょう。

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ところで、最近は退職した会社の元同僚の友人と会う機会が少し増えました。
新型コロナの自粛が少し緩和された影響もあるのでしょう。
季節は秋。
セミリタイアして8ヶ月が過ぎたのに、飲むときにはどうしても秋の人事異動が話題になります。
あいつは大阪転勤になっただの、彼は今と全く違う部署に異動になっただの。
ぼくも23年間の会社員生活で何度となく異動になり、10回の転勤を経験しました。
希望の部署に配属されたこともあれば、左遷みたいな異動もありました。
サラリーマンは、通勤時間を含め、起きている時間の大部分を仕事が占めています。
意に沿わない仕事や部署に配属されたら、ストレスフルな時間が毎日、毎日、続くのです。
そして、それがいつ終わるか分からない。
だから、誰しもが人事異動に関心を持つのですね。

会社側は、いちおう「聞く耳をもつ」スタイルは装っていました。
年に1、2回は上司との面談やアンケートがあって、今後の希望を聞くのです。
でも、内実はシビアでしたね。
「やりたい職種と仕事したい場所、どちらを優先するのか」をきっちり聞いてきたので。
たとえば、東京で営業をやり続け、今後もそれを希望する人がいたとします。
その人に対して会社は聞くわけです。
地方や離島に行ってでも営業職をやりたいか、それとも東京に住むことを優先して経理や総務に異動することを受け入れるか。
「カレー味のうんこか、うんこ味のカレー」みたいですね。
つまり、会社は言外にこう言っているんですよ。
「組織ってやつは、必ずしもお前を希望通りには動かさない。覚悟しとけ」と。

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ぼくも何回か単身赴任を経験したし、同世代でも単身赴任中の友人がいます。
アラフィフになって家族と離れて暮らす生活は侘しいものだと想像します。
でも、会社は容赦ありません。
「イヤなら動かさないこともできるけど、同じ仕事はないよ」というスタンスなのです。
最近ではパソナが本社機能を淡路島に移したことが話題になりました。
子どもの教育や介護問題を抱えている社員は迷ったことでしょう。
行くべきか、行かざるべきか。
転勤を拒否した人は、きっと出世街道からは外れるのでしょうね。
ああ、悲喜こもごものサラリーマン。
セミリタイアした今となっては、自分の身に降りかかることのない酒の話題に過ぎなくなりました。
おもしろいけどね。